PHOTO : KENTARO NAKAMURA
地下鉄コンコース内のトイレの改修工事である。通路と平行で正面性の低いファサード面は、周囲と調和する材料を選びつつも、駅の利用者にとって楽しげな存在感のあるものにもしたいと考えた。そこで、コンコースを移動するのにあわせてファサードの表情が変化するよう、アルミパネルでシリコンゴムをサンドイッチし、凹凸のあるピクトグラムを設えた。シリコンゴムの集合体が、平滑な駅の構内に動きのある景色を作り出す。