カンテラ - スパイスバル, 2024
Kantera - Spice Bar, 2024
無駄な解体や過剰な造作を避け、既存の壁や垂れ壁、造り付けの家具といった“残された素材”に静かに寄り添うことで、ローコストながらも、温もりと奥行きのある空間を創出しました。
安価なラワン材の曲げ合板は、外部へとやわらかな光をにじませるR天井や、エントランスを印象づけるチェストとして再構成。さらに、既存の垂れ壁には、土壁を思わせる素朴な吹き付け塗装を施し、古い構造体の魅力を丁寧に掘り起こしています。
また、新たに設けた壁面には、既存壁の上に配線ボックスを浮かせるように設置し、そこから配線をあえて露出させたブラケットライトを配置。最小限の手数で施されたこの“ささやかな設え”が、空間に陰影とリズムを与え、全体の佇まいに静かな緊張感を添えています。
安価なラワン材の曲げ合板は、外部へとやわらかな光をにじませるR天井や、エントランスを印象づけるチェストとして再構成。さらに、既存の垂れ壁には、土壁を思わせる素朴な吹き付け塗装を施し、古い構造体の魅力を丁寧に掘り起こしています。
また、新たに設けた壁面には、既存壁の上に配線ボックスを浮かせるように設置し、そこから配線をあえて露出させたブラケットライトを配置。最小限の手数で施されたこの“ささやかな設え”が、空間に陰影とリズムを与え、全体の佇まいに静かな緊張感を添えています。